東大の異才発掘プロジェクト「ROCKET」メンバー一人一人の才能が日本の未来を変える!


「世界一受けたい授業」で東大の中邑賢龍(なかむら けんりゅう)教授が特別授業をされます。

中邑教授が所属する東京大学先端科学技術研究センターと日本財団が協力して進める「異才発掘プロジェクトROCKET」が注目されているんです。

とても興味のわくネーミングのこのプロジェクトには、開校に際して15人のメンバーが選ばれました。一体どのようなことが行われているのでしょうか。

 

東大「異才発掘プロジェクトROCKET」とは?

2014年12月から始まった異才発掘プロジェクトROCKET

ROCKETは、 Room Of Children with Kokorozashi and Extraordinary Talents

の頭文字をとったもの。

そのまま訳せば、志と並外れた才能を持ったこどもたちの部屋ということになります。

ROCKETのホームページでは、

ROCKETは、突出した能力はあるものの現状の教育環境に馴染めず、不登校傾向にある小・中学校生を選抜し、継続的な学習保障及び生活のサポートを提供するプログラムです。

と説明されています。

内閣府が公表しているデータによると、発達障害などの可能性があり、特別な教育的支援が必要な子どもは6.5%程度。35人学級なら2~3人は、該当する子がいるということになります。

このような子どもたちの中にはIQが低い子もいれば、高い子もいる。

低い子どもには、特別支援学級が多く整備されていますが、IQが飛びぬけて高い子にはその能力にあった支援はありません

そして、そのような子供たちには「突出した能力」を持つ子どもが多いという特徴があります。

しかし、日本の義務教育の環境では、同じ教室で、同じことを、同じペースでやっていくことが当たり前とされています。

人と足並みをそろえて活動をすることが苦手な子どもたちは、その環境を苦痛に感じたり、いじめを受けたり、不登校になったりすることで、学習の機会を失っているというのが現状です。

ROCKETでは、そんな子どもたちに学習の機会を与え、突き抜けた才能をのばす教育を行い、子供たちのユニークな個性をつぶさないことを目的としています。

その結果、そのような子どもたちが活躍しやすい社会を実現しようとしているのです。

 

メンバーたちはどんな学習をするのか?

2014年12月の開校式に集まった子供たちは15人。600人ほどの候補者の中から選ばれた、いわば精鋭たちです。

ROCKETの学習プログラムには、

「トップランナーの生き方を学ぶ」
「プロジェクトを通して物事の進め方を学ぶ」
「専門家から専門的知識や技術を学ぶ」
「体験を通して知識を俯瞰する」

があります。

中でも、興味深いのは、トップランナーの生き方を学ぶ「Top Runner Talk」です。

これまでに、ロボットクリエーターの高橋智隆さん、元オリンピック陸上の日本代表・為末大さん、堀江貴文さんらが講師を務めています。

皆さんの話に共通することは、“個”の大切さ、そして行動を起こすことの大切さ。

高橋さんは、設計から製作まで、ロボットを全て一人の手で作りだします。その源は、「自分がロボットをつくるのが好きだから」という気持ち。その気持ちをつぶさず、まず手を動かすことが大切と言います。

為末さんは、コーチをつけず、独りで戦いに臨むことにこだわってこられました。それは結果的にすべてを自己責任で行う事になりますが、そこに独りで取り組むことの良さがあり、強さが生まれるのです。

堀江さんは、多様な生き方があっていいし、それをお互いが認めることが大事と言います。将来何をやりたいかと言うより、今やりたいことをどんどんやってみる、今はそれが可能な時代だと言い切るのは、さすがに時代に寵児の言葉です。

 

ROCKETの未来に期待!

わが子の通う小学校にも、特別支援学級があります。

しかし、やはり少し特異な才能を持ったお子さんは、そのクラスには入らず、一般のクラスで級友たちと活動を共にしています。

計算がおそろしく早かったり、機械について大人も舌を巻くほどの知識を持っていたりと、感心することしきりですが、やはりクラスのみんなと同じテンポで同じことをするのが苦手です。

傍から見ていると「もったいない才能だな」と思うわけですが、これが当人の親ならばどんな気持ちで子供を見守れたかと思うと、平常心でいられる自信はありません。

でも、このROCKETは、そのような子供や親たちの未来に明るい希望を与えてくれるプロジェクトです。

まだ、最先端の試みゆえ、広がりを見せるまでには時間がかかります。

でも、トップランナーの言葉にもあるように、まずやってみることが大切。

ROCKETから多くの才能が世界に飛び出し、このような仕組みが日本の各地で展開されるといいなと願っています。

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