ジョン・ダーウィン(カヌーマン)奇跡の生還直後に詐欺で逮捕の理由


「奇跡体験 アンビリバボー」でイギリスで起こったカヌーマンの失踪事件が取り上げられます。

カヌーに乗ったまま行方不明になっていたジョン・ダーウィンが奇跡の生還を果たしてから4日後、「カヌーマン」と賞賛されたジョンは逮捕されてしまいます。

その急展開の理由とはなんだったのでしょう。

そこには、人間の持つ浅はかさ、愚かさが潜んでいました。

 

ジョン・ダーウィン(カヌーマン)の失踪事件

2002年のこと。イギリスで、刑務所の看守をしていたジョン・ダーウィンがカヌーに乗ったまま行方不明になってしまいます。

警察や海軍までが出動し、16時間に及ぶ捜索の甲斐もなく、ジョンが身につけていたライフジャケットや使っていた櫂、そしてカヌー自体はその後見つかったものの、ジョンの行方はわからず終いでした。

しかし、その5年後、奇跡が起こります。

ジョンが突然警察に姿を現したのです。健康な様子でロンドンの警察署に現れたジョンでしたが、記憶を失っていました。

名前や住所もはっきり言えたことから、家族がジョン本人だと証明し、一躍時の人となったジョン。

しかし、奇跡の生還からわずか4日後に、ジョンは逮捕されてしまったのです。

 

 逮捕の理由

イギリスで大きく報道されることとなったこの「カヌーマン」ジョン・ダーウィンの奇跡の生還事件。

こうなるとこのネット社会では検索する人もいるわけで、ある人が不動産会社のホームページで仲良くツーショットで映るジョンと妻・アンの写真を発見してしまったのです。

それも、その写真が撮られたのは奇跡の生還の前年。撮られた場所はパナマでした。

ここから事件は急展開します。

実は、ジョンの失踪も記憶喪失もウソだったのです。

ジョン夫妻には多額の借金がありました。投資のために賃貸用の家を12軒所有したものの、それが借金の元となり、どうにもこうにもならなくなっていたのです。

そこで、夫・ジョンが思いついたのが保険金詐欺でした。

ジョンが死んだということでアンが手にした保険金は3500万円。

ジョンは失踪から約1年で、実は家に戻ってきていたそうですが、その事実を知るのは妻のアンだけで、2人の息子たちさえもだまし続けたそうです。

しかし、そんな隠れ続ける生活に疲れたジョンは、アンとのパナマへの移住を計画したのでしょう。

パナマでは気を許し、写真も撮ってしまったようです。

その結果が逮捕。そして身内である息子たちにも見放されたと言います。

あまりにも惨めな結末ですね。

 

代償は大きかった!!

失踪したことになっているジョンは、偽名を使い、変装をし、自宅付近で暮らしていたようです。

息子たちにもバレないようにしていたのですから、その変装も細心の注意をはらっていたに違いありません。

そして、偽装パスポートを作って夫婦でパナマに移住しようとしていた夫妻。

借金でどうにもならない状態に陥ってしまったことは残念なことですが、その当時、ジョンは52歳、妻のアンは50歳。

法的な措置をとり、周囲を騙し続けた5年間をまじめに働けば、もっと違った結果になっていたに違いありません。

妻のアンの証言によれば、夫のジョンは本当に失踪して死んだものと思っていたとのこと。

アンも共犯となったわけですが、当初はアンも騙されていたわけです。

せめて、ジョンが自宅に戻ってきた時、どうして自首をすすめなかったのでしょうか。

2人の息子たちにも愛想を尽かされたことが、同じ親の立場としては、一番つらいような気がします。

夫婦のあまりに浅はかで無責任な犯行に驚くのと同時に、このネット社会のこわさを思い知った事件でした。

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