西鉄バスジャック事件の犯人のその後!事件を振り返ることで子育てを再考しよう


2000年に起きた西鉄バスジャック事件が、トリハダ(秘)スクープ映像100科ジテンで取り上げられます。

犯人は、当時17歳の少年だったということやバスジャック事件史上初の犠牲者が出たことで、社会に衝撃を与えました。

その後、犯人は医療少年院を退院し、現在では社会復帰しているようですが、事件から16年経った今、事件を振り返ることで、大人である私たちが果たすべきことが見えてくる気がします。

 

 西鉄バスジャック事件の概要

事件が起きたのは、GWの真っ最中、2000年5月3日のこと。

佐賀第二合同庁舎発、天神バスセンター行きの高速バス「わかくす号」に、佐賀駅バスセンターから17歳の少年が乗り込みました。

少年が乗車してから約40分ほどが経過し、バスが太宰府インターチェンジに差し掛かった頃、少年は奇声をあげ、バスの乗っ取りを宣言したと言います。

少年は、乗客に荷物は座席に置いたまま、バスの後部に移動するよう伝えますが、ある34歳の女性が眠り込んだまま、席を離れませんでした。女性は、親の看病のため疲れ果てて寝ていたわけですが、少年は持参していた牛刀でこの女性を切りつけます。

その後、バスは九州自動車道を抜けて、中国自動車道へ。

次の凶行が起きたのは、運転手の頼みに少年が応じ、トイレに行くとの理由である女性をおろした時のことでした。

女性はバスの外に出るとそのまま一目散に逃げてしまい、それに怒った少年は、50歳の女性客に切りつけました。

そしてバスジャックをしてから3時間が経った頃、30歳の女性が意を決してバスから飛び降りたことに怒った少年は、また「連帯責任」と告げ、先ほど刺された女性の友人女性をまたもや牛刀で刺しました。

その後、別の男性がまたバスから飛び降りて脱出。

少年は、再び「連帯責任」と乗客に告げ、前段でけがを負わせていた女性の一人にさらなる危害を加えます。

警察の支持に従い、広島市の奥屋パーキングエリアで防弾チョッキと引き換えに、人質3人が解放されましたが、連帯責任との身勝手な理由のもと、2度も危害を加えられた女性は残念なことに帰らぬ人となりました。

次の小谷サービスエリアでまた停車したバスで、警察とのやりとりや少年の家族による説得が試みられますが、少年はそれを拒否。

事件が起こってから15時間半が経った頃、少年のすきを見て突入した機動隊員により、2分ほどの攻防の末、少年は逮捕されました。

 

犯人のその後

17歳の少年は、1983年3月に佐賀県に生まれました。

父親はサラリーマンで学校行事にも熱心に参加するようなタイプ。

母親は保健師をしている女性で、少年には活発な妹もいたようです。

小中と成績がよかった少年でしたが、運動はあまり得意ではなく、協調性にも欠けていたことから、いじめの対象となることもありました。

高校受験直前に友人の挑発にのり、踊り場から飛び降りたものの重傷を負い、成績も中学卒業を前に下降したことから、自分が望むより1ランク下の高校を受験。

少年のプライドが許さなかったのか、入学はしたものの、すぐに中退しています。

家庭でも暴言、暴力が続き、両親も関係各所に相談するほど、手がつけられない状態だったそうです。

そして、両親がやっとたどり着いた精神科医の紹介で病院に入院させたあげく、そのことに激昂した末の事件でした。

少年は、アスペルガー症候群と診断されたことで、京都医療少年院に送致。

そして、家庭裁判所の申し渡し通り5年の医療少年院の収容のあと、2006年1月に仮退院し、3月に本退院となりました。

 

犯人は今何を考えるのか?

医療少年院を退院する前年には、少年が事件で危害を加えた50歳の女性と面会したと言います。

女性は友人を事件で亡くし、少年への思いも大変複雑なものがあると思いますが、少年に

「誰からもわかってもらえず、つらかったんだね」

と声をかけたそうです。

それに応えて少年は、謝罪をしたのだとか。

筆者も、西鉄バスジャック事件が起きた時の報道は今でもよく覚えています。

長女が誕生する直前で、子供を育てることの難しさを考えた事件でした。

現在、30代となった犯人は、いま何を考えているのでしょうか。

10代の少年が学校という社会や友人、家族との関係の中でもがき苦しむ姿は、決して珍しいものではありません。

親としては、子供を孤独にさせないことを考えていかないといけないと思っています。

子供は一人ひとりがまったく違うもの。同じ境遇で同じ経験をしても、そこで感じる思いは子供によって変わってきます。

そんなことを折りに触れ思い出すためにも、これまでに起こった事件をたまに振り返ることは有意義なことのような気がします。

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