暮しの手帖社は昔も現在も変わらない! 社員数にも「らしさ」が出てる


NHKの連ドラ「とと姉ちゃん」もいよいよ終焉を迎えます。

他局ながら、ぴったんこカンカンで、常子たち三姉妹が「あなたの暮し出版」のモデルになった「暮しの手帖社」を訪ねるようです。

ドラマの中の昭和の雰囲気たっぷりな会社をイメージしてしまいますが、現在の「暮しの手帖社」はどんな感じなのでしょう?

社員の数は創刊から70年を経てどれだけ増えたのでしょうか?

調べてみると、そこには「暮しの手帖社」らしさがあふれていました。

 

暮しの手帖社の昔と現在

「暮しの手帖社」の前身は「衣装研究所」と言います。

ドラマでは、常子と花山が立ち上げますが、実際には常子のモデルとなった大橋鎭子さん、そして花山のモデルになった花森安治さんの2人で立ち上げました。

そして1946年、戦後から1年経たないうちに2人は「スタイルブック」を創刊したのです。

その2年後には、「衣」だけではなく「食」と「住」の要素も取り込んだ「美しい暮しの手帖」を発刊。

そして会社の立ち上げから5年後に社名を、現在の「暮しの手帖社」に変更しています。

銀座で産声をあげた会社も、東麻布を経由し、現在は新宿区北新宿に社屋を移転。

一軒家のような社屋は3階建てで、1階は顧問室とグリーンショップ。2階は営業企画部。3階が編集部になっているそうです。

Facebookには、社内のいろんな風景がアップされていますが、テレビで見る光景と何ら変わりがない気がします。

現在の「暮しの手帖社」には、パソコンがあったり、インテリアが新しいぐらいで、他は何ら昔と変わりない雰囲気。やっている内容も、その作業の丁寧さも、まったく変わらないんですよね。

これってある意味すごいですよね。

作業に少しIT化は見受けられるけれど、その中身はまるでアナログ。

何だか常子の、いや大橋鎭子さんの思いが脈々と息づいていて、こちらまで嬉しくなります。

 

社員数ぐらいは増えた?

ドラマでは、建物の一階と二階でせわしく働く「あなたの暮し出版」の社員の姿が見られますが、社員数は30人ぐらいでしょうか。

2006年の公表データでは「暮しの手帖社」の社員数は50名と出ています。

70年の歴史があり、雑誌としても人気のある会社にしては少ない気がしますが…。

ちなみに、全体の人数はわからないものの、2012年時点での編集部員は17名

これに営業などの人たちを加えても、そんなに社員数は現在も昔も変化がないような気がします。

そして何だかほっこりするのが、その年齢層の幅広さ。

20代の若い女性たちから60代の白髪頭のおじさんまで、いろんな世代人たちが1冊の雑誌を作るために頭を寄せ合っている姿は何だか素敵ですね。

それでこそ「暮しの手帖」という気がします。

 

昔も現在も変わらない理由

「とと姉ちゃん」の大ファンの母は、ご多分に漏れず、「暮しの手帖」の新米愛読者になっています。

学生時代、書店でアルバイトをしていた私は、この雑誌の存在こそ知っていたものの、何だか少し古めかしい感じがして、手に取ることはありませんでした。

でも…。

最新号をぺらぺらめくってみると、中身の濃いことに驚きます。

衣食住はもちろん網羅されていますが、毎日のちょっとした生活のヒントやエッセイ、就活のことなど、男女は問わず、読んでいて飽きない内容ばかり。

それと気付くのは、時折「昭和の雰囲気」のするページに出会うこと。

それは写真だったり、イラストだったり、文字だったり。

実は、ライター経験のある私ですが、何とも記事の作成意欲を掻き立てられる雑誌です。

これなら、ファンが多いことも、これだけ出版不況と言われるなか、生き抜いてこられたことも納得がいきます。

創刊者の思いをここまで伝えられるって、本当にすごい会社ですね。

ドラマは終わっても、この雜誌は次の世代にずっと受け継がれていくでしょうね。

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