世界仰天ニュース!焼肉酒家えびすのユッケ食中毒で14歳の命が奪われた


ザ!世界仰天ニュースで、2011年に起きた焼肉酒家えびすの食中毒事件が取り上げられます。

この事件で尊い命を奪われた被害者は5名。そのうち14歳の中学生の少年は、自身の誕生日の翌日に家族で焼肉酒家えびすを訪れ、お祝いの食事だからとユッケを食した挙句の食中毒でした。

この食中毒の原因となった菌は「腸管出血性大腸菌O111」。少年の死因となったのは溶血性尿毒症症候群(HUS)でした。

世界仰天ニュース!焼肉酒家えびすのユッケ食中毒事件

世界仰天ニュースで取り上げられる、2011年に起きた焼肉酒家えびすの食中毒事件。

記憶に新しい気もしますが、もう5年も経つんですね。

食中毒は、富山、福井、神奈川の焼肉酒家えびす各店で起きました。

合計で181人の人が発症するという大事件でしたが、中でも被害者が多かったのが、富山にある砺波店。この店で食事をした6歳の男の子、男子中学生、43歳の娘と70歳の母親の計4人が命を奪われたのです。

原因は、被害者たちが食べたユッケ

焼肉酒家えびすは大和屋商店から牛肉を仕入れていて、仕入れの時点で腸管出血性大腸菌O-111が肉に付着していたのでした。

えびす側も「トリミング」と言われる、肉の周りを削ぎ落とす作業をしていない、売れ残ったユッケを翌日も販売していた、という事実があったそうです。

また、大和屋商店では、レバー用の肉とその他の肉で使うまな板や包丁を変えていなかったり、生食用でない肉を生食用として店に販売していたということもわかっています。

 

14歳の若さで命を奪われた少年

この食中毒事件では、6歳の男の子が2人も亡くなっており、世論ではそんな幼い子供に生肉を食べさせたとへの批判も多く出ています。

そして、14歳の誕生日を迎えた翌日、お祝いのためにえびすを訪れた少年も、誕生日だから…と特別にねだってユッケを食べたのだそうです。

生肉が安全と言い切れるものではない、と周囲の大人たちはわかっていたはずですが、まさか我が子が死に追いやられるとまでは考えていなかったのでしょう。

両親と16歳の兄と共にえびすを訪れた少年は、来店翌日に腹痛をうったえ、血便なども出るようになり、5日目に入院しています

そして、翌日には溶血性尿毒症症候群を発症。

これは、感染した菌から毒素が発せられ、毛細血管内皮細胞が破壊され、そこを通る赤血球も破壊されてしまうという恐ろしい症状を起こします。結果、腎臓の働きが悪くなり、尿毒症も発症してしまうと言うわけです。

入院当初は少しは話ができた少年に、中毒症から来る脳症を心配した母親が必死に話しかけ続けたそうですが、入院3日目には意識不明になり、人工呼吸器がつけられました。そして8日目には脳死宣告。

それから半年、少年は回復することなく息を引き取ったそうです。

サッカー部に所属し、友達も多く、明るい性格だったという少年。友人たちもたびたびお見舞いに訪れたそうですが、少年が学校に戻ることはできませんでした。

もし何事もなく少年が過ごしていれば、今は大学に通っている年頃。もしかすると就職して仕事についていたかもしれません。

いずれにしても、いろんな可能性のあった一人の命の未来を、考えなしの大人たちの行動が奪ったわけです。

腹立たしいとしか言いようがありません。

風化させてはいけない!

14歳で亡くなった少年の父・久保秀智さんは、この事件の被害者や遺族で作る「家族の絆」の代表も務めています。

えびすを運営していたフーズ・フォーラスは現在はもうありませんが、大和屋商店からは謝罪すらないそうです。

親としては、息子の命を奪った張本人も同じ目に合わせてやりたいと思うのが当然ですが、2万5千を超える署名を集め世論の力を借りても、「起訴」という第一段階すら踏むことができませんでした。

生肉を食べさせてしまったことで自分を責め続け、そんなボロボロの心で息子亡き今、正義を貫くために闘う父親のことを思うと、同じ親として、本当に胸が痛みます。

事件が風化することのないよう、1日も早く、食の安全が確保されることを願います。

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