ジェニファー・トンプソンの悲劇!ロナルド・コットンとの対面で起こった奇跡  


1984年にアメリカ・ノースカロライナ州で起こった暴行事件。

被害者のジェニファー・トンプソンは、犯人の顔を見間違えており、誤認逮捕されたロナルド・コットンには終身刑が課されます。

しかし服役から11年後、DNA鑑定をきっかけに、ロナルド・コットンの無罪が判明。その事実を知ったジェニファー・トンプソンは驚きの行動に。

なんと、自分が犯人に仕立て上げてしまった無実のコットンとの面会を申し出たのです。

さて、コットンはどんな反応だったのでしょうか。

 

ジェニファー・トンプソン事件の犯人はロナルド・コットン!?

事件が起きたのは、1984年のアメリカ・ノースカロライナ。

自分のアパートで寝ていた大学生、ジェニファー・トンプソンのアパートにある男が侵入したのです。ナイフで脅され、暴行を受けたジェニファーは命からがら逃げ出します。

そして、警察でジェニファーの証言にもとづき作成されたモンタージュにより、ロナルド・コットンという22歳のレストランで働く青年が捜査線上に浮かび上がります。

ジェニファーがロナルドの写真を見て「犯人に間違いない」と断定したことから、ロナルドは終身刑プラス50年という大変重い刑罰が与えられることになりました。

 

真犯人は他にいた!?

しかし、逮捕されたロナルド・コットンは、実は無実。

事件が起こったときのアリバイがあやふやであり、加えてジェニファーの証言があったことで「犯人」とされてしまったのでした。

裁判での判決にあらがうこともできず、刑務所に入れられたコットンでしたが、なんとここでコットンは真犯人と出会います。

その男の名前はボビー・プール

容姿がコットンとそっくりの男でした。

ボビー・プール自身も自分が真犯人だということを口にしていると人づてに耳にしたコットンは、再審請求を行います。

が、真犯人であるボビー本人が裁判の席に立ったにもかかわらず、被害者・ジェニファーはやはりコットンが犯人であると主張。

結果、判決は覆ることはなく、一度目の判決「終身刑プラス50年」よりも重い「終身刑2回」という厳罰が処せられることになりました。

 

DNAでの逆転劇

コットンが無実の罪で収容されて11年経ったときのこと。

コットンは、ラジオでO・J・シンプソン事件のことを耳にします。

このO・J・シンプソン事件は、アメリカの元プロフットボールの選手であり、俳優であったO・J・シンプソンが元妻とその友人男性の命を奪ったというものでした。

そして、この事件の手がかりとなったのがDNA判定。

現在では、DNA判定が事件に応用されるのはごく当たり前のことですが、世界で初めて事件にDNA判定が用いられたのは1986年にイギリスで起こった事件。

ジェニファー・トンプソンの事件は1984年に起こった事件だったので、刑務所の中で生活していたコットンにとっては、DNAの存在自体が初耳のことだったわけです。

そして行われたDNA判定でコットンの無実が判明。あえて自由の身となったわけです。

 

「許す」とは?

コットンが犯人ではないと知らされたジェニファーは、大変なショックを受けました。

ずっと憎み続けてきた相手が実は犯人ではなかったのですから、その心中は大変複雑だったと思います。

しかし、ジェニファーは思い切った決断をします。

間に仲介をたて、コットンに直接会うことにしたのです。

コットンからしてみても、ジェニファーは自分を犯罪者に仕立てた張本人。人生のうち大切な11年間を奪われたわけですから、普通なら憎くて仕方ないはず。

真実が判明してから2年後、とある教会で会った2人でしたが、ジェニファーは自分の過ちを一生かけて償うと謝罪します。

すると、コットンが驚きの応えをしました。

コットンはジェニファーのことを「許す」と言ったのです。

なかなか理解しづらいことではありますが、事件の内容が内容なだけに、事件後ずっと苦しみ続けてきたジェニファーの心中を、コットンはきちんと読み取っていたのかもしれません。

そして、ジェニファー自身も、真犯人はわかったものの自分の中で消化しきれないまま抱えていたものを、勇気をふりしぼって「謝罪」することで、クリアーにしたかったのかもしれません。

ジェニファーとコットンは、この1件で共著「Picking Cotton」という本を書くほど親交を深める間柄になったようですが、この本の中でforgiveness(許し)が1つのキーワードとなっているようです。

「許す」、それも心の底からそう思えるというのは、本当に難しいことです。

コットンはどのような気持ちで、ジェニファーの謝罪に「許す」と即答したのでしょうか。

「奇跡体験アンビリバボー」でそのことが語られるようです。

どんな思いが語られるのか、興味深く拝見したいと思います。

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