【日記】映画「ミュージアム」の感想とネタバレ!ラストに背筋がゾクッ!


見たくて見たくて仕様がなかった映画「ミュージアム」

仕事と娘のお迎えの間に、滑り込んで見てきましたが、ラストが想定内だったものの衝撃すぎて、若干フラフラしながら映画館を後にしました。

感想をネタバレ気味に書いてみたいと思います。

 

映画「ミュージアム」のあらすじ (ネタバレあり)

「ドッグフードの刑」なる事件を皮切りに、雨の日に起こる残忍な事件。

「ドッグフードの刑」では、彼氏との同棲のため泣く泣く愛犬を保健所に渡した女性が、3匹のどう猛な空腹の犬の中に、手足を縛り付けられたまま放置されるというものでした。

2件目の「母の痛みを知りましょうの刑」では、仕事もせず自宅に引きこもってはゲーム三昧の男が、自分の出生体重分の肉を生きたまま削ぎ落とされ命を落とします。

どちらの現場にも刑の名前が書かれたメモが残されており、同一犯人の犯行ということがわかりますが、やがて2人の被害者に共通点が浮かび上がります。

数年前、樹脂詰めにされ命を奪われた少女の事件で、この2人は裁判員を務めていたのです。

そして、その捜査本部の一員として捜査に参加していた主人公・沢村(小栗旬さん)の妻・遙もこの裁判員の一人でした。

しかし、仕事で留守がち、家族よりも仕事第一主義の沢村に愛想を尽かし、遙は息子・将太を連れて自宅を出ていたのでした。

身内が捜査に絡んできたことで、捜査から外された沢村は後輩の西野(野村周平さん)から捜査の状況を聞き出しますが、そのことで西野は、沢村が見ている目の前で犯人であるカエル男に命を奪われます。

そうする間にも、事件の裁判官や裁判員たちが次々とカエル男の餌食に。

一人で捜査を進める沢村は、これまで数回目にしたカエル男の様子から日光に対するアレルギーがあることを突き止めます。そしてしらみつぶしにこの病気に対処できる病院を探す中で、ある医療センターでカエル男の正体が「霧島早苗」であることをつかみます。

霧島邸に潜入した沢村でしたが、カエル男につかまり、部屋に閉じ込められます。遙と息子の等身大のフィギュアと1000ピースのパズルが与えられた中で、どんどん追い詰められていく沢村。

やっとのことでその部屋を脱出した沢村は、カエル男と対峙し、妻と息子を助けてほしいと懇願しますが、カエル男は「お前は長い時間をかけて、妻と息子の命を奪ってきた。どうしたらこんなことができるのか不思議でならない」と言います。

カエル男が盗撮してきた妻の写真には、正気のない妻・遙の表情が並んでいました。

仕事に追われ、家庭のことも顧みなかった沢村。遙が裁判員となり苦しんでいたことも、第2子を流産していたことも、知らなかったのです。

そして映画はいよいよクライマックス。

何とか生きた遙と会えた沢村でしたが、カエル男は息子に銃口を向け、息子を助けたいなら遙を撃てと言い放ちます。

ここで、沢村の同僚たちがやっと霧島邸に駆けつけ、逃げ惑う沢村は、出てはならない扉を開け日光にさらされることに。

実は、最後に沢村が訪れた医療センターで霧島の存在を教えてくれたのが霧島の姉・幹絵(市川実日子さん)でした。幹絵は、何とか一命をとりとめた弟の早苗の命を薬物で絶ちます。

極悪な犯人もこの世を去り、これでハッピーエンドかと思いきや、ラストは一見平和な沢村の息子の運動会のシーン。

かけっこで一番をとった息子・将太。喜ぶ沢村夫妻。

しかし、ビデオのファインダーの向こうに映る将太は、首をかきむしる仕草をしていたのでした。

 

映画「ミュージアム」の感想

カエル男が犯行に及んだ理由は、自分がやった少女樹脂詰め事件にもかかわらず、精神を病んだ別の男の仕業だと判断した裁判官や裁判員たちへの復讐でした。

そしてその復讐の過程で沢村一家と出会うわけです。

ただただ心の荒んだ犯人ならば、どうして沢村が生きながらにして妻と息子の命を奪ってきたのかなんていう質問はしないのでしょうが、そこには悲しい霧島早苗のルーツがありました。

自分が幼い頃、両親が無残な形で命を奪われるところを姉の幹絵と見ていたのです。

それがトラウマとなり、心的な後遺症として光線過敏症を発症。

この「想像を絶する心的なショックで光線過敏症を発症する」ということが、映画のラストシーンで沢村の最愛の息子・将太にも起こっていることが予想され、何だかとっても後味の悪いラストとなってしまいました。

が、予想していたラストでもあっただけに「やっぱり…」と思わずにもいられませんでしたね。

カエル男が創り上げる一つ一つの作品が異常すぎることに目が行きがちですが、この作品の根幹は「家族のあり方」。

自身の父親も根っからの刑事で、母親の死に際にも立ち会えなかった父親を軽蔑していた沢村が、父の殉職を機に刑事の道を選ぶ。

そして、自分が軽蔑していたはずだった父親と同じような刑事となってしまった自分に、カエル男が気づかせてくれる。

皮肉なことですが、こういうことって現実でもあるような気がします。

刑事の妻となるからには、そのくらいの覚悟がいるんじゃないか?と思って見ていましたが、主演の小栗旬さんは、この役を演じるにあたり、実際に刑事の家庭を訪問して役作りに活かしたそうです。

死と隣り合わせの職を生業とする夫とわかっていても、やはりそこに子供の誕生があったりすると、気持ちもゆらいでくるんでしょう。それが人間らしさ、母親らしさだという気もしますね。

 

気になったこと2つ

映画を見に行く時は、極力原作は見ないことに決めています。

今回もそうでしたが、映画よりも原作を推す人の声も多いので、ぜひ巴亮介さんの原作を読んでみたいと思います。

原作には、カエル男の姉・幹絵だけが唯一存在しないそう。そのへんがどんな感じで展開しているのか楽しみです。早速、Kindleで読んでみようっと。

そして、もう一つ。四十路の主婦としては、イケメンな出演者が気になるものでして、刑事役の男性が気になりました。

丸山智己さんもよかったですが、気になったのはもう少し若い方の方。これから調べてみようと思いますが、ご存知の方は教えてくれると嬉しいです。

とにもかくにも、小栗旬さんの役作り、鬼気迫る演技は脱帽ものでしたし、2時間超えの上映時間もあっという間でした。ぜひぜひ皆さんも劇場でご覧くださいね。

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