クリントン刑務所からの脱獄!女性職員ジョイスが罪を犯した理由とは?


「奇跡体験!アンビリバボー」でニューヨークにあるクリントン刑務所での脱獄劇が取り上げられます。

2015年6月、170年もの間、一人の脱獄者も出していなかったこの刑務所から、リチャード・マットとデヴィッド・スウェットという2人の受刑者が脱獄に成功しました。

もちろん、この要塞を2人の自力だけで抜け出せるはずはなく、内部に手助けをした人物がいたのです。

それが、女性職員のジョイス・ミッチェル。どのような経過をたどって、ジョイスは2人を脱獄させることにしたのでしょう。そして、脱獄した2人はどうなったのか。

映画「ショーシャンクの空に」を思い出させる脱獄とも言われていますが、そこに共通点はあったのでしょうか。

今回は、鉄壁と言われた刑務所で起こった脱獄劇に迫ってみます。

 

クリントン刑務所からの脱獄の真相

ニューヨーク州にあるクリントン刑務所

カナダとの境にあるこの刑務所は周囲を深い森林が覆い、18mもの高い壁が建物を囲み、超厳重な警備が行われているという、世界でトップ50にも入る刑務所です。

3000人ほどの収容者のほとんどは凶悪犯罪に手をそめたものばかりと言われています。

170年もの間、脱獄者を出していなかったこの刑務所から、2015年6月、2人の受刑者が脱獄しました。

リチャード・マットデヴィッド・スウェットの2人です。

マットは49歳。76歳の元上司を拷問した上、命を奪った罪で懲役25年の有罪となり服役中でした。

スウェットは34歳。保安官代理に22発も発泡して命を奪い、終身刑を言い渡されて服役していました。

刑務所内で衣類を仕立てる裁縫の作業場の職員だったジョイスと、最初に親密になったのはスウェットだったようです。年の差のある2人でしたが、やがて2人の仲は怪しまれるようになり、その手助けをしたのがマットでした。

しかし、マットもいつしかジョイスを一人の女性として見るようになり、関係を持つまでに至ります。

2人の受刑者に思いを寄せられたジョイスの胸のうちは、明らかになっていませんが、アンビリバボーの中でその真実がわかってくるようです。

そして、とにもかくにも、ジョイスは2人のために工具を調達し、それを利用して2人は脱獄を図ります。

隣り合った独房にいたマットとスウェットは、まず独房の間の壁に穴を開け、鉄パイプをくり抜いて、下水道を経由してマンホールから脱出。

深い森をくぐり抜けるための道具やラジオ、車の手配までをジョイスが手助けしたと言われています。

カナダとの国境34キロの地点にあるクリントン刑務所。

2人は国境を超えるものと思われていましたが、捜査の手はすぐに伸び、逃走から3週間でマットが警察官との撃ち合いの末、命を落とし、2日後にはスウェットがカナダとの国境近くで身柄拘束されました。

元々、腰痛を患っており、履きなれない靴を履いて足取りの重かったマットをスウェットは見捨てる感じで行動を別にしていたそうです。

2人を逃したジョイスもすぐに罪が明らかになり、逮捕されることとなりました。

実は、夫と子どももいたというジョイス。夫は同じ刑務所で働いていたという話もありますが、夫婦の仲はやはり少しギクシャクしていたよう。

「妻は私が愛していないと思う中で、男らが色目を使ってきた。
その結果、取り返しのつかない事になった」

という夫の証言からも、そのことがわかります。

 

映画「ショーシャンクの空に」と似ている?

映画「ショーシャンクの空に」とよく比較されるこの事件。

映画では、無実の罪で刑務所に入れられたアンディが心を許せる友を見つけ、刑務所の不正な仕組みを告発する手段として脱獄を図ります。

クリントン刑務所で出会ったマットとスウェットもそのような関係になりうる要素はあったかもしれませんが、アンディのように無実の罪で刑務所入れられたわけではなく、やはりそこには100%善者になりきれない人間性があったのかもしれません。

ニューヨークにありながら「シベリア」と称される刑務所なだけに、厳しさはあるに違いありませんが、映画の世界のような「不正に耐えられず!」という正義感はなかったのではないでしょうか。

ただただ自身の欲望のままに起こした行動ではなかったかと思えてなりません。

 

ジョイスの胸の内は…

脱獄の手助けをしたジョイスの心のうちを想像すると、一番妥当な考えは、そこに寂しさがあったのだろうということです。

女性も50代となると、次第に周囲は「女」として扱わなくなってくるのかもしれません。もし、そうでないにしても、自分自身がそのように感じてくる気がします。

旦那にも「女」として見られていないと思い、周囲から見られる目も同じようなものを感じ、そんな中で年を重ねていくと、いくら重い罪を犯した受刑者とは言え、自分を優しく受け入れてくれる男性がいれば、気を許してしまうのかもしれません。

もうじき、ジョイスと同じ年頃になることを考えると、何だか胸の痛む話です。

いろんな意味で、強くありたいな~。

そんなことを感じた事件でした。

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