台風の名前の決め方(2017)が面白い!日本が星座から命名した理由が深い
2017年の台風3号が沖縄県の南で発生しました。
私が住む九州北部にも影響がありそうで、いや~な感じです。
その刻々と迫りつつ有る台風3号。名前を「ナンマドル」というそうですが、一体何語なんでしょう?
調べてみると、台風の名前の決め方がわかりました。
日本でつけられた名前もあって、星座から取っているんだとか。
今回はこれからシーズンとなる台風の名前の決め方に迫ってみたいと思います。
台風の名前の決め方!2017年版はどうなる?
今回、発生した台風3号の名前は「ナンマドル」と言います。
これは、ミクロネシアのポンペイ島にある遺跡の名前です。
「え? 台風の名前って、遺跡の名前なの?」と思うとそうではなくて、台風委員会に加盟している15の国があらかじめ140個の名前を提案していて、発生した順にその名前がつけられるのだそうです。
この決め方が面白いなと思うのは、1番目の名前から始まって140番まで行くと、また1番目の名前に戻るというシステムになっていること。
でも、大きな被害をともなう台風が発生した場合、台風委員会に加盟している国の要請があれば、それ以降、その名前は使わないようにできるそうです。
2000年からこのシステムが始まり、2000年に発生した台風第1号には、リストの1番になっているカンボジアが提案した「象」を意味する「ダムレイ」という名前がつけられました。
台風の平均発生数を考えると、大体5年で一巡するそうですが、2017年は120番のマカオ提案「ムイファー」から命名が始まっています。
日本名は星座から取っていた?
2017年の台風は、順当に行けば台風13号の時に日本が提案した名前が付きます。
それは「ハト」。日本らしく平和のシンボルが命名されるのかとおもいましたが、少し違いました。
リストに載っている日本が提案した名前は、
「テンビン」
「ヤギ」
「ウサギ」
「カジキ」
「カンムリ」
「クジラ」
「コグマ」
「コンパス」
「トカゲ」
「ハト」
共通点がわかりますか?
私はわかりませんでした(苦笑)が、すべて星座の名前なんですね。
ここで、どうしてこんなマイナーな星座の名前を選んだのかが気になります。
調べてみると、納得の理由がありました。
台風はさまざまなところに被害を及ぼすわけですが、中でも一番危険と隣あわせとなるのは、海の上で働く船乗りさんたち。
その昔、船乗りさんたちは、自分がいる場所を知るために星座を使っていたと言います。
そんな船乗りさんたちに注意をしてもらうため、星座が選ばれたようです。
あまたある星座の中でも、あまりポピュラーでないものが撰ばれたのは、商標や企業の名前として使われていないものを選んだから。
確かに、甚大な被害を及ぼした台風の名前がニュースで連呼されて、それが自分の会社の名前と同じだったら嫌な気分がしますからね。
よく考えられているんですね。
2017年の台風3号ナンマドル接近中!!
地球温暖化の影響か、私が住む長崎はここ数年台風の上陸もめっきり減っていますが、よその県では甚大な被害が出ることが多々あります。
今回の台風3号は沖縄県の南で発生し、九州の北部を横切っていきそうです。
その後は、山陰地方の沖を通って、北陸や東北の方へ上陸する可能性もあると言います。
今年の長崎は、空梅雨で雨も少なく、異常気象を痛感しています。
これから本格的な夏を迎えますが、どんな天候が待ち構えているのか、少し不安に感じますね。
天気予報には十分に注意して、もしもの時に備えたいと思います。
最近のコメント