スタジオポノックの意味は間違い?ジブリ卒の米林監督が描くメアリとは?


メアリと魔女の花」が公開されましたね。

私は今日は遠慮しましたが、映画館の前はすごい行列でしたよ。

このメアリを制作したのは、スタジオポノック。一見、ジブリ作品?と思ってしまいがちですが、ジブリを出た米林宏昌監督が作り上げた作品です。

米林監督と、スタジオポノックを作った西村義明さんのアニメに対する情熱が詰まっている「少女メアリ」。

スタジオポノックのネーミングに込められた意味と共に、メアリに込められた情熱について迫ってみたいと思います。

 スタジオポノックの意味とは?

2014年の年末、スタジオジブリでプロデューサーをしていた西村義明氏と監督をしていた米林宏昌氏が、そろってスタジオジブリを退社しました。

この前年の2013年、宮崎駿監督が引退することを発表し、それを引き継いでジブリを支えるほどのクリエーターが育たなかったこともあり、制作部門全体がなくなってしまったためでした。

そして、スタジオジブリで「思い出のマーニー」を監督した米林氏を西村プロデューサーが誘う形で作ったのが「スタジオポノック」。2015年4月のことでした。

「ポノック」とは、

クロアチア語で「深夜0時」を意味し、新たな一日のはじまりの意味を込めている。

とのこと。

西村プロデューサーも、ジブリを出る前は、「かぐや姫の物語」や「思い出のマーニー」のプロデュースを務めていた人。

米林監督も、「思い出のマーニー」を任され、興行収入こそ伸び悩んだものの、作品の評価はとても高いものでした。

そんな実力派の二人をしても、アニメ業界で1本の長編アニメを作ることはかなりの挑戦だったようで、この「ポノック」のネーミングに込められた0からのスタートという意味合いには、並々ならぬものを感じますね。

(西村さんはこの映画の制作で10キロやせたそうですし…)

ちなみに、ポノックの意味については、今回のメアリの公開で広く知られるようになったと思いますが、実はクロアチア語で深夜0時は、正確には「ポノッチ」と言うそう。

実は、「スタジオジブリ」も宮崎監督の勘違いでつけられた名前。

本当はイタリア語で「サハラ砂漠に吹く熱風」を意味するghibliが由来なので「ギブリ」と読むところを「ジブリ」と呼んでいたそうです。

何とも適当ですね…(笑)。ま、名前は後からついてくることを証明してはいますが。

なぜメアリだったのか?

まったく新しいものではなく、ジブリの血を引く作品を作ろうと「スタジオポノック」を立ち上げた二人。

プロデューサーとして、米林監督に期待したのは

「ダイナミックで元気な女の子が爆発するファンタジー」

だったそうです。

好奇心旺盛なメアリはまさにそんな女の子ですね。

でも、今回、多くの人が思ったのは、「魔女」と言えば「魔女の宅急便」のキキ。

なんで今さらまた魔女?というのが、正直な感想だと思います。

作品が発表されたときには「パクリ疑惑」まで出たほどですが、あまりに素性の知れた監督が「パクリ」はないですよね(笑)。

そこには、きちんとした思いで魔女が描かれています。

それは、1977年生まれの西村氏も1973年生まれの米林氏も、子どもの頃「魔女の宅急便」を見て育ったから。

今度は、自分たちが子どもたちのために新しい魔女を作りたいと思ったのだそうです。

「魔女の宅急便」と言えば、最近では、カップヌードルのCMに起用されるほど、公開から28年が経っても多くの人の心に残る作品。

今回のメアリもそんな作品になるでしょうか。

ホームページにもポスターにも刻まれている「魔女、ふたたび」の言葉。

新しい時代の魔女の到来の予感にワクワクしますね。

「魔女の宅急便」は、私も子供たちと一緒に何十回も見てきました。

繰り返し繰り返し見ても、まったくあきないそんな作品だからです。

「メアリと魔女の花」は多くの人にとって、そんな作品になれるでしょうか。

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