カズオ・イシグロと村上春樹の関係が面白い!ノーベル賞をめぐって


今年こそ受賞なるかと言われていた村上春樹さんのノーベル文学賞。

が、しかーし、今回も受賞を逃してしまいましたね。残念。

が、しかーし、代わりにと言っては何ですが、日系イギリス人のカズオ・イシグロさんがこの賞を受賞しました。

「カズオ・イシグロって誰?」という声も多いようですが、私はドラマ「私を離さないで」を見ていた頃、その名前を知りました。

ドラマの内容があまりにも衝撃的で、原作について調べてみると、その著者がカズオ・イシグロさんだったわけです。

それに何より、イシグロさんはわがふるさと長崎市の出身ということで、さらに強く私の記憶に残っていたのでした。

と、そんなノーベル賞を受賞したカズオ・イシグロさんと今回も逃してしまった村上春樹さんは、実はプライベートでも交流があるのだとか。

今回はそんなお二人について迫ってみたいと思います。

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カズオ・イシグロと村上春樹の関係が面白い

村上春樹さんは、毎回ノーベル賞でも候補にあがるほどワールドワイドな作家です。

そして、カズオ・イシグロさんは、長崎生まれで5歳の頃にイギリスに移住し、イギリスで最高と言われる文学賞「ブッカー賞」を受賞した人物です。

お互いがお互いを知らないわけがないと思いましたが、カズオ・イシグロさんは、以前受けたインタビューで、村上春樹さんについて

「村上春樹がもっとも興味ある作家の一人ですね」

と言っています。

それは、村上春樹さんが日本人ながら、国を超越した作家だから。

村上さんの作品は、世界のどこの国の人にも訴えを受け入れられるような書き方をされているのだそうです。

だから、日本語を翻訳して英語版が世界で読まれるわけですが、イギリスでそんなに読まれている外国の作家はいないのだとか。

日本にルーツのあるイシグロさんにとって、今や自分の国イギリスでそんなに読まれる日本人作家に興味を持つのは当然のことでしょうね。

そして、きっかけこそ不明ですが、イシグロさんが来日された時や、村上春樹さんがロンドンを訪問された時、何度かお会いになったそうです。

共通の趣味というジャズやサッカーのことについて話がはずんだようですが「ボクらの時代」みたいな感じで見てみたいものですね。

 

村上春樹はカズオ・イシグロをどう思っているか?

カズオ・イシグロさんが村上春樹さんのことを「興味深い」と言ったかと思えば、村上春樹さんは、自身のホームページ「村上朝日堂」の読者の質問に応えるフォーラムの中で、推薦したい本として

「最近読んだ中では、カズオ・イシグロの「Never Let Me GO」がいちばん心に残りました」

と話しています。

Never Let Me GOは日本で「私を離さないで」と訳され、蜷川幸雄さんが舞台化したり、綾瀬はるかさん主演でドラマ化された作品です。

元々この「Never Let Me GO」はジャズの曲名から来たものらしく、そのジャズのCDをカズオ・イシグロさんにプレゼントしたのが村上春樹さんだったのだとか。

これまた、二人の出会いが気になるところですが、そのへんは出版社あたりが引き合わせるのはいとも簡単なことでしょうし、それよりこの二人の作家のシンクロ具合が絶妙ですね。

村上さんとの出会いがなければ、「私を離さないで」がなかったかも…と思うと、すごい出会いだな~と思わずにいられません。

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まとめ

カズオ・イシグロさんは、長崎市の新中川という町に5年間暮らしたそうです。

新中川といえば、長崎っ子のお祭り「長崎くんち」が行われる諏訪神社のすぐご近所。明日あたり、長崎の町も大賑わいのことでしょう。

文学つながりで行けば、長崎県佐世保市在住の佐藤正午さんが2017年の直木賞を受賞し、何だか長崎ってすごい!!と独りニヤついていたりします。

「私を離さないで」はドラマでしか見ていませんが、これを機に原作にも目を通してみたくなってきました。そして、そんなイシグロさんが賛辞を送る「世界に通用する」村上作品も再度読み返してみたいなと思います。

季節は秋。読書にはいい季節ですし。

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